« #183 メガネ君 | トップページ | 母帰る。 »

カンと言ってもKANじゃなく

CANというバンドのCDを買いました。

もうかなり前に『Tago Mago』と言うアルバムを聴いていて、

そちらはかなりお気に入りだったのですが、

世間では『Future Days』と言うのが最高傑作とされていると知り、

そっちも新たに買ったのです。

 

では、ここらで簡単ロック講座を。

CANというのは便利な音楽ジャンルの用語を使うと、

“クラウト・ロック”だとか“ジャーマン・プログレ”だとか

言われるバンドです。

1970年前後、ヨーロッパ各国に出現した

“プログレッシブ・ロック”のドイツ産。

では“プログレッシブ・ロック”、

略して“プログレ”とはなんぞやと申しますと、

それまでアホのどんちゃん騒ぎだったロックを、

もっと高尚なゲージュツにしようじゃないか、って感じでしょうか。

音楽的にどうこうと言うよりも、

その当時の気難しげだったり、

前衛的でワケ分からん変な曲をやる人たちを、

テキトーにそう呼んでいるようです。

特にドイツはその手の奇抜な?バンドを数多く輩出し、

“クラウト・ロック”なんて特殊な名前で呼ばれたりします。

中でもCANはその代表格、

らしい。

僕もそんなに詳しくないのですが。

 

けっきょく、僕としては『Tago Mago』のほうが好みでした。

このアルバムは、

前半のけっこうメロディーが立った“(少しは)分かりやすい編”と

後半の“メチャクチャ編”にはっきり構成が分かれていて、

僕は前半の気だるいような、高揚感があるような、

妙なムードがお気に入り。

後半は「うああああああああああああああ」だの

「トゥタラたタたたタタ・・・」だのうめき声や奇声が飛び交ったり、

モワモワした怪しい音響が繰り広げられたり、

太鼓がひたすらボカスカ打ち鳴らされたりと、

僕には全く理解できませんが。

こんなのを演奏したり聴いたりして喜ぶ人もいるんだなと思えば、

きっと人に優しくなれると思います。

興味が湧いた人は、ぜひ一聴を。

Tago Mago Music Tago Mago

アーティスト:Can
販売元:Spoon
発売日:2004/11/30
Amazon.co.jpで詳細を確認する

 

ちなみに『Tago Mago』『Future Days』を発表した頃は、

CANの全盛期と言われていますが、

当時このドイツのバンドのヴォーカルを務めていたのは、

“ダモ鈴木”と言う、なんと日本人でした。

今ほど海外が身近ではなかったであろう1970年代に

単身で外国を転々としてヒッピー生活をしていたと言う彼は、

CANの音楽性に勝るとも劣らない

破天荒なエキセントリック野郎らしいです。

彼がCANを脱退したのは、

レコーディング中に突如わめき散らしながら外へ飛び出し、

それっきり帰って来なかったからだとか。

 

世の中、特に芸術の世界ではそういう個性は大事にしないとね、

と思う一方、

そんな人とはなるべくお近づきになりたくない、

と言うのが僕の偽らざる心境であります。

 
↑ダモ鈴木さん、熱唱中!
(この曲は『Tago Mago』『Future Days』にはありません)

|

« #183 メガネ君 | トップページ | 母帰る。 »

音楽」カテゴリの記事

コメント

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)




トラックバック

この記事のトラックバックURL:
http://app.f.cocolog-nifty.com/t/trackback/198893/6803184

この記事へのトラックバック一覧です: カンと言ってもKANじゃなく:

« #183 メガネ君 | トップページ | 母帰る。 »