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君は生き残ることができるか。

あんまり見た人がいなさそうな映画が続いたので、

今回はいろんなところで語られつくされている感もある

人気のこの映画です。

 

ミスト [DVD] DVD ミスト [DVD]

販売元:ポニーキャニオン
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いつ頃からでしょうか、この映画の評判をあちこちで見て、

「見たいなー」と思いつつ、

貧しい僕はレンタルの旧作落ちになるのを待ち続けて幾星霜、

内容についてはほぼまっさらな状態で、

「とりあえず暗い映画らしい」という程度の印象を持って見ました。

 

本当に暗いですね・・・

暗いだけでなく、ハラハラドキドキ面白かったですが。

チョロッと途中まで見たら、買い物の用事に行かねば

と思っていたのですが、

けっきょく最後まで一気に見るハメになりました。

  

 

ストーリーは、得体の知れない怪物が潜むらしい

深い霧に包まれたスーパーマーケットの中で、

出るに出られない店内の人たちがアレコレしててんやわんや

というよーな感じです。

 

閉ざされた空間でいつ終わるとも知れぬ謎の恐怖の中、

人びとの間で繰り広げられる愛、憎悪、友情、裏切り・・・

って、そんなに盛りだくさんではないですが、

明らかにヘンな宗教おばさんに煽動されて

急速にカルト化していく群集心理はかなり説得力があり、

「人間ってコワイね~」とかいろいろ考えさせられます。

 

カルト化していく群集の中で、

少数派として正気を保っている人たちがいるわけですが、

この中のチビで小太りでハゲでメガネという、

今にも「トホホ」とか言いそうなみすぼらしいおっさんに

けっこうカッコいい役割が与えられていたのが良かったです。

あくまで脇役としてでしゃばらず、密かに冷静にイイお仕事。

おまけに数十人いる店内で

たった一つのまともな武器、拳銃の使い手として大活躍。

でも弾丸限られてるので、ここぞという時だけなのね。

 

ラスト近く、カルト化した店内に残るより脱出しよう!

ということになるのですが見つかってしまい、

店内は手がつけられない状態に。

宗教おばさんが「生贄だ!」とかとんでもないことを言い出し、

最大のピーンチ!

こんな時には、小さいおっさんの銃が火を噴くぜ!!

おばさん死亡、静まり返るカルト集団。

「ザマーミロ! この愚民どもが!!」

見てるみんなが溜飲を下げたであろうこの時に

小さいおっさんが発した言葉は、

「殺しちゃった・・・」

ああ、強い上に優しいのね。

逃げ出したら、俺を嫁にもらってくれ。

と思ったのも束の間、小さいおっさんに悪夢が・・・

小さいおっさん、あなたの雄姿は決して忘れない・・・
 (名前は忘れたけど)

 

 

なんとか店を脱出したマトモな人たち(の一部)。

僕の好みとしてはこのあたりで終わって、

「みんな、その後どうなっちゃったのかなー」なんて

モヤモヤした終わり方が良かったのですが、
(「霧」だけに。なんちてー♪)

映画はさらに続き、なんとも後味の悪い結末に・・・

 

クールポコが主役であれば、

「なにー!? やっちまったな!!」と叫んだであろう

ガッカリな大どんでん返しの後、

その脇を通り過ぎて行ったおばさんは誰だっけ?

とDVDを見返してみると、最初に店を出てった人だったのね。

結局、無謀なまでに無償の愛情を他者へ注ぐ者を

主はお救いになるのだ と考えれば、

救いがなくもない気もするが、

宗教おばさんに一歩近づいたようでなんかヤダ。

 

僕としては、

あれだけの大騒ぎを起こした脱走者一派でありながら、

怪物のせいで店に引き返すハメになったスーパーの店長が

ちゃっかりお店に入れてもらっていたところに

ムリヤリ救いを見出したいです。
(あとでリンチとかされてませんよーに)

Cocolog_oekaki_2009_02_13_20_44

   

最後の最後で、軍に落とし前をつけさせるあたり、
「アメリカの人はホントに軍隊が好きなんだなー」と思いました。

 

 

 

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コメント

とうとう観たんですね~
最後は脱出したあたりで終わるのが好みでしたか?
でもあれが今作の強烈さに拍車をかけたのだと思います~

あの小さいおっさんは(名前なんだっけな。)良かったですね~
まさかの大活躍でしたね~

腰に巻いたロープがドアの上の方に上がっていくシーンは
すごく斬新だったと思います・・・
ま、まさか?!みたいな(@@)

投稿: わさぴょん | 2009年2月14日 (土) 午後 12時50分

>わさぴょんさん
あのラストは確かにインパクトありましたが、
逆境であそこまで生き残ってきた人たちが
(特に薬局でたくましかったじーちゃんばーちゃん)
あそこでああいう選択をアッサリするもんだろーか?
と思いました。
 
脱出シーンのカッコイイBGMがその後
立て続けに何回か使われてたのもあって、
(結局エンドテーマだった・・・)
なんだか取ってつけたような感じがしました。
 
ロープのシーンは面白かったですね!
シャッターの攻防のシーンで露骨に怪物が出てきて、
「えーgawk」と思ったんですが、
あそこは「エライことになっとる!」ってことを
面白い見せ方で表現してるなー と思いましたーwink
 
とりあえず小さいおっさんのご冥福をお祈りしますcrying

投稿: べえし | 2009年2月14日 (土) 午後 08時19分

べえしさんの記事を読んで衝撃を受けたのですが…

最初に出て行ったあのおばさん、助かってたんですね!(子供を家に残しているとか言ってた人ですよね??)全然気づきませんでした。あの救いのないラストにそんなさわやかエピソードが隠されていたとは。いまさらながらホッといたしました。
小さいおっちゃんのラストは残念でしたね…あぁいうがんばった人は最後まで残ってほしいものですが…でもやはりわたしも名前を覚えてないです。そんなもんか…小さいおっちゃんよ…。

投稿: かえで | 2009年2月16日 (月) 午後 08時54分

>かえでさん
そーなんです。あの人、助かってたのです。
映画慣れしてる人は、
あんな最初のほうに出てきた人でも覚えてるんですかねー?
(最初は宗教おばさんの手下かと思ってました)
 
小さいおっさんは、同じ運命をたどるのでも、
もうちょっとなんとかして欲しかったです。
ほんと、あっちゅー間であっけない・・・weep

投稿: べえし | 2009年2月17日 (火) 午前 02時33分

べえしさん、お久しぶりです~(^.^)
ミスト、ついに観たんですね~♪
あのラストは1、2週間凹みました。
小さいおじさん、頑張ってましたよね☆
店長のずっとエプロン(絵ウマイ!)私も気になりましたよ(笑)

投稿: アイノワ | 2009年2月21日 (土) 午後 11時03分

>アイノワさん
こちらこそ、お久しぶりです~。
って、そんなにお久しぶりでしたっけ。
僕は1週間、2週間はあまり気にしないので。
 
小さいおじさんやら、
じいちゃんばあちゃんが意外と活躍するのが
良かったですねー。
店長は愛社精神ゆえに常にエプロンを着ていたのでしょうか?
そう考えると、なかなかカッコいいかも。
(真の理由は「脱ぐと誰か分からなくなる」ってことだと
 僕は睨んでます( ̄ー ̄)ニヤリ)

投稿: べえし | 2009年2月23日 (月) 午前 01時56分

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原作スティーブン・キング、監督フランク・ダラボン(『ショーシャンクの空に』等)、 [続きを読む]

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